アリスのディスクリート入力回路付き
高音質プリアンプ基板

(ALP−mkU)

(ラインプリアンプ、RIAAフォノイコライザーアンプ、オープンリール再生NABイコライザーヘッドプリアンプ)


【 概  要 】

ALP−mkUは高性能なディスクリート初段回路とオペアンプを使用した小信号用アンプ基板です。
ディスクリート構成の入力回路はプロ用の高音質レコーディング機材などによく使われています。
入力をオペアンプ単体で受けるよりも、ローノイズなディスクリート素子を使った入力回路で受けたほうが有利な場合があるためです。
ALP−mkUでは入力素子としてJ−FETとバイポーラトランジスター(BJT)のどちらも使うことが出来ます。
J−FETとBJTの差し替え交換は簡単にできる構造になっているので、専門知識が無くても高度な音質チューニングが可能です。
キレのあるJ−FET、シルキーなBJTと音にも特徴があるので、それを活かすことができます。
オペアンプは単回路と双回路のどちらでも使うことができるので選択肢が広く、市販のほとんどのオペアンプの搭載に対応します。
ラインプリアンプはもちろん、アナログレコード用のRIAAフォノイコライザーアンプや、マイクプリアンプ
オープンリール再生用のNABイコライザーテープヘッドプリアンプDAC用 I/V変換 差動合成回路を製作できます。
電源回路が非常に充実しているため高水準な音質が得られます。


【 簡単な説明 】

( 主な用途 )
 ・ラインプリアンプ
 ・アナログレコード再生用のRIAAフォノイコライザー 兼 MCヘッドアンプ
 ・オープンリール磁気テープ再生用のヘッドプリアンプ(NAB、CCIRイコライザー)
 ・マイクプリアンプ(ファンタム電源追加可能)
 ・DAC用 I/V変換 差動合成回路


( 特 徴 )
 ・ディスクリート初段回路を装備(J−FET入力もしくはバイポーラトランジスター入力)
 ・入力はアンバランスもしくはバランス、出力はアンバランス
 ・モノラル基板でフレキシブル&高音質
 ・ローカルレギュレーター6基を回路要素ごとに個別搭載
 ・オペアンプは単回路、双回路モデルの両方の搭載に対応
 ・アナログレコード再生用のフォノイコライザーアンプと磁気テープ再生用のヘッドプリアンプを実現可能
 ・低出力MCカートリッジやテープヘッドの能力を引き出すために入力インピーダンスを自在に調整可能
 ・ラインレベル出力なのでプリアンプやプリメインアンプに接続して使えます。
 ・可変抵抗器と接続することで音量調整可能なので
  音量調整機構の装備されていないパワーアンプに直接接続して使うことも出来ます。
 ・出力レベルは+4dBu(業務用ライン)、-6dBv(民生用ライン)、
  -10dBv(民生用ライン)等にセッティング可能


( 補 足 )
 ●磁気テープ再生用ヘッドプリアンプ(NAB特性イコライザー、CCIR特性イコライザー)
   ・再生磁気ヘッドに直結して使用します。
   ・回路方式はNF型(アクティブ型)とCR型(パッシブ型)に対応し、それぞれ追い込んだセッティングが可能。
   ・テープのコンディションに合わせて時定数(イコライザーカーブ)の調整が可能。
   ・イコライザーカーブはテープスピード9.5cm/s、19cm/s、38cm/s に対応するNAB特性もしくはCCIR特性でセッティングが可能。
   ・DC低周波カットカップリングを設置するためのポイントを多数用意しており納得のいくセッティングがしやすい。

 ●アナログレコード再生用のRIAAフォノイコライザー 兼 MCヘッドアンプ。
   ・RIAAフォノイコライザはNF型(アクティブ型)、NFNF(アクティブ2段型)、
    CR型(パッシブ型)、NFCR型(ハイブリッド型)を実現可能。
   ・レコードディスクのコンディションに合わせて時定数(イコライザーカーブ)の調整が可能。
   ・DC低周波カットカップリングを設置するためのポイントを多数用意しており納得のいくセッティングがしやすい。


【 頒布について 】

基板サイズ … 219o × 56o

基板頒布は「オーダーについて」からどうぞ

暫定ですが完成基板の頒布も行います。
 ALP−mkII 各セッティングの完成基板の頒布について


【セッティング情報について】

アリス  「ALP-mkIIは多様なセッティングが可能なので、私が掲載したもの以外にも有用なセッティングがあるはずです。
      そこで、ALP-mkIIの応用例や作例、セッティング例を広く募集したいと思います。
      実際に稼働している実働例が最も望ましいですが、ユニークな使用案なども歓迎します。

      投稿内容はこちらで整理して掲載させていただきます。」

      情報提供・投稿について


【 各種説明 】 ※随時追記中

アリス  「ALP−mkIIは高音質な小信号用アンプの基板です。
      ラインプリアンプをはじめ、MCヘッドアンプ兼フォノイコライザーアンプ
      テープヘッド用のNABイコライザーヘッドプリアンプ
      DAC用 I/V変換 差動合成回路などの製作ベースとして優れています。
      各種イコライザーアンプはアクティブ型、パッシブ型、ハイブリッド型などの複数のセッティングが行えます。
      電源レギュレーターのチューニングまで含めた、非常に高音質な小信号用アンプを実現可能です。
      製作難易度はそれほど高くは無いので、一般的なハンダゴテと製作スキルがあれば完成出来ると思います。
      専門知識がある場合は、よりマニアックなチューニングを施すことも可能な基板なので、
      自作家のテストベッドとしても充分に役目を果たせる基板だと思います。」

みみずく 「充実した内容の基板なので、気合を入れて製作すればかなり良いものが期待できそうだな。」

アリス  「まずは私が気合を入れないといけませんね。」


§0.企画初め

    §1.全体像と各部の機能
    1. おおまかな使い方
    2. 全体回路
    3. 電源回路
    4. ディスクリート初段回路について
    5. インスツルメンテーションアンプ(計装アンプ)の使い方

§2.実装例と製作の手引き

§2.1.制作例と試聴(ラインプリアンプ)

§3.プリアンプ(ラインアンプ) : バランス/アンバランス入力兼用

§4.フォノイコライザーアンプ(MCヘッドアンプ兼用RIAAフォノイコライザー) : アンバランス入力

§4.1.バランス伝送への誘惑 フォノイコライザーアンプ(MCヘッドアンプ兼用RIAAフォノイコライザー)

§5.テープヘッドプリアンプ(オープンリール再生用NAB or CCIRイコライザーアンプ) : アンバランス入力

§5.1.バランス伝送へのいざない テープヘッドプリアンプ(オープンリール再生用NAB or CCIRイコライザーアンプ)

§6.DAC用 I/V変換 差動合成回路

§7.マイクプリアンプ

§8.楽器用ピックアッププリアンプ

 


 

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