アリスのUSBパワードアイソレーター(UPI−1)
製作マニュアル

アリス 「PCとUSB機器を電気的に絶縁するデジタル・アイソレーターの基板キットです。
また、USB機器(バスパワー)に良質なリニア電源を供給することができます。
電源トランスを使いやすいように整流ダイオードの実装ができます。
電源入力はAC(交流)とDC(直流)を切り替えられるようになってます。
最大出力電流もUSB規格の0.5Aから1A程度へとパワーアップします。(それ以上も可能)
DAコンバーターとPCの接続に使っていますが音質が緻密で滑らかになり、かなり良くなりました。
バスパワーのDAコンバーターにはもっと効果があるでしょう。」
みみずく 「USBデジタルアイソレーターのICチップADuM4160を使っている。
絶縁耐圧は瞬間最大で5000V。
通信速度はUSB2.0、フルスピードの12Mbpsに対応。
PCからのノイズを遮断できるので、USB接続する測定器(オシロスコープなど)にもおすすめ。」
アリス 「PC側の設定も必要ないですし、もちろんドライバーソフトも不要なので簡単に使えますね。」
※ASIO機器で実験したところUSB1.1の12Mbpsで動作しました。
オーディオでは44.1kHzと48kHzの動作は確実ですが88.2kHzと96kHzの動作は機器によりまちまちのようです。
【キットの頒布について】
ご注文についてはオーダーについてをご参照下さい。
●基板(幅132o×高さ39.3o):1枚
●パーツセットA(ICなど最小限のパーツセットです)
(内容)
・ADuM4160(USBアイソレーターIC):1個
・USB−B(USBのB型コネクター):1個
・USB−A(USBのA型コネクター):1個
・放熱器(3W用、基板にネジ止め、5V電源の冷却用):1個
・M3ネジ(放熱器、レギュレーターの固定用):2個
●パーツセットB(抵抗やコンデンサーなど入手が容易なパーツ)
(内容)
・金属被膜抵抗器:8個
・酸化金属被膜抵抗器:1個
・フィルムコンデンサーorセラミックコンデンサー:4個
・超低ESR電解コンデンサー(WG):13個
・ポリスイッチ:1個
・ジャンパーポスト:3個
・ジャンパーピン:3個
・ターミナルブロック:2個
※上記の他に3.3Vと5Vの三端子レギュレーター互換品(miniReg2(+)やopeReg(+)やLED.Reg(+)など)と、
電源にAC入力(交流)を使う場合は整流ダイオード(4本)が必要になります。
【キットの組立て】
アリス 「特に難しいことはありません。
背の低いパーツから取り付けるセオリーどおりです。」
みみずく 「強いて言えばICや電解コンデンサーの向きを間違えないことだな。」
アリス 「実装例を載せておきますので参考にしてください。」
アリス 「基板に」

アリス 「ICを実装します」

アリス 「ICの周辺のパスコンと抵抗、ジャンパーポストを実装しました。
例ではICの周辺の抵抗に22Rを使っています。データシートでは24Rが指定ですがどちらでも動きます。」

アリス 「ケミコン(電解コンデンサー)とUSBコネクター、ターミナルブロックを実装しました。」


アリス 「最後にレギュレーターをのせて完成です。
製作例ではopeReg(+)を使用しています。」



【電源の供給について】
アリス 「電源の供給はどうすればよいでしょう?」
みみずく 「基本的には9Vを供給することを考えるとよいだろう。
DC入力なら9Vで電流値が1A以上のスイッチング電源アダプターが使える。」
アリス 「AC入力を使う場合には電源トランスが必要ですよね。
何かいいものはありませんか?」
みみずく 「そうだね、9V用で電流値1A以上のトランスであれば何でも使えるよ。
良質で入手性がよいものとしてはノグチトランスのPM-081やPM-082あたりがいいんじゃないかな?
このトランスを使うときはRNは抵抗を使わずに0R(ジャンパー線)にした方がいいね。
大きなトランスを使うときは突入電流が大きくなるのでRNには電流制限のために1R程度の抵抗が欲しい。」
アリス 「お手軽にトランス電源を使いたいときには千石電商のトランス電源アダプター9V800mAをDC入力につなげばOKですね。」
(DC:直流入力)
・9Vスイッチング電源アダプター
・9Vトランス電源アダプター
・他、9V程度の直流電源、バッテリーもOK
(AC:交流入力)
・100V→9Vの電流値1A以上の電源トランス
【キットの使い方】
アリス 「基板の写真と概略の回路図、パーツリストです。」


※クリックするとPDFが立ち上がります。

※パーツセット付属のR1〜R5は22Rになります。
みみずく 「ジャンパースイッチのことを説明しておこう。」
・JP1:電源入力のDCとACの切り替えを行なう。
・JP2:USB電源の過電流保護のためのポリスイッチの有効無効の切り替え。
ジャンパーピンを取り付けるとポリスイッチが無効になる。
ポリスイッチには自動復帰するヒューズとしての役割がある。
使用環境によるテスト用として使う。
ポリスイッチ自体は音の良いパーツではないので常用するかどうかはユーザーの判断。
・JP3:USBアイソレーターICの下流側電源(3.3V)の遮断を行なう。
通常はジャンパーピンを取り付けて使用する。
アリス 「レギュレーターにminiReg2やopeRegなどの電圧可変型を使用したときは
低い電圧から徐々に設定電圧まで上げていけばいいんですよね?」
みみずく 「そうだね。USBケーブルは接続せずに、JP3にジャンパーピンを取り付けた状態で行なう。
レギュレーターは低い電圧に設定しておいて徐々に上げるといい。
もちろん最初からドンピシャで電圧を設定しておいてもよい。」
アリス 「基板上の3.3V、5V、Gとかかれたホールでそれぞれのレギュレーターの電圧を測定できます。」
みみずく 「それと、電解コンデンサーはパーツリスト指定以上の耐圧であれば静電容量について特に決まりは無い。
好きなように試してOK。」
アリス 「電圧が正常ならUSB入力にPCを、USB出力に愛用のUSB機器をつなぐだけで使い始めることが出来ます。」
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